125cc

  • 作詞:bagband
  • 作曲:bagband
  • 編曲:bagband

泣きたくなっても
涙が涸れて泣くことは出来ず
代わりに
イグニションキーを持って
扉を開けよう

エンジン暖め
熱を感じたらクラッチ握って
鼓動を高めて
繋げる1速
この場所は過去になるよ

走り続ける間に
自分とエンジンの境目が
消えてしまうまで

走って 走って
過ぎ去る風景が
まだまだ足りないと
捻るスロットル

残りのガソリン
気にしてブレーキ
立ち止まるよりも
思惑振り切れ
6速のままで走り続けるよ

少ない排気量
それでも 構わず
自分の中に沈んだいろいろ
燃やし尽くして
マフラーから吐き出そう

走って 走って
辿り着いた場所も
すぐ過去に変わるさ
次のカーブへ目を遣る

走り続けた最後に
自分とエンジンの鼓動が
止まってしまうまで

悲しいのに 薫る風
      萌す草
      浅い雲
      笑う花
      逃げる水
      眠る山
      来る鳥
      高い空

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